サエボーグと津田道子展示/東京都現代美術館ほか

サエボーグ「I WAS MADE FOR LOVING YOU」

東京都現代美術館へ。無料でサエボーグ「I WAS MADE FOR LOVING YOU」/津田道子「Life is Delaying 人生はちょっと遅れてくる」が観覧出来るので美術館へ。

 

ホイックニー展の時はすごい人が居たのに、入学シーズンだからなのか人があまり居なくて見やすかった。

 

サエボーグの展示はかなり驚いた。独特な世界観に、犬小屋をクローズアップしたような作品。実際に空気で作られた犬の人形?の中に人が実際に入っていて、とても奇妙で不気味だったけど、その世界観に面白さを感じる。

 

犬の人形は機械で動いてるのかな?と思ったら、機械とは思えないぐらい俊敏な動きをするので、監視の方に聞くと実際に中に人が入ってパフォーマンスをしてるとのことだった。

 

写真撮影がOKだったので、写真を撮った。

 

津田道子の作品は写真撮影がNGのようで、家族の映像作品が印象的だった。

ホームビデオを同じ撮影の見せ方で、いろんな年代の演者たちが演じる作品。

 

匿名性を見せるためなのか、キッチンで撮影している作品が、キッチンがあまりにも簡素で家と言う雰囲気がなく、感情移入がしにくい映像に思えた。

 

けれども、そのシンプルさが物事の事実を際立たせてるようにも見える。

演者の演技力も画面の中がシンプルだから、そこまで必要がないとも言えるのかもしれない。

 

手法的には、ラース・フォン・トリアードッグヴィルと言う映画に似てるのかもしれない。

 

 

ここから少し最近感じたこと。女性性について考える。

「見えない牢屋に閉じ込め人格を破壊」僧侶が14年間にわたり性暴力繰り返すか 女性が会見で僧籍の剥奪求める - YouTube

 

叡敦さんと言う尼僧の方の訴え。私は女性ですが、このニュースを見たときに少し違和感を感じました。特殊な世界の中で、何らかの洗脳をされてこうなったのか、それとも尊敬に値する人だから言うことを利く必要があると自分がそう思ったのか、

 

妙齢の女性がどうしてこのような経緯になったのかが、良く分からない。小中学生の自分のアイデンティティが分からない年ごろの子が被害にあったのであれば、悍ましき事件として私も胸が痛ましいけれど、どうしてもっと早く、その時に戦い、すぐにでもその場の環境を変えようとしなかったのかが不可解。

 

話は変わり、西出弥加さんと言うイラストレーターの方。かなり美人の方で発達障害夫婦としてyoutubeで動画を発信していたのを最初の方から私は拝見していた。

 

こういった形の夫婦もいるんだなぁとしか見ていなかったけれど、だんだん夫婦関係に亀裂が走り離婚。

 

西出弥加さんは、恐らく私が分析するに、妄想の世界と現実の世界を行き来しているような方。男性が受け入れられないそうだけど、本当は自分が求めてるものは男性にあるんではないかと私は思う。

 

以前、自称カメラマンをしていた女性が学生時代に教員に強制されて性交渉をしていたと言う訴えのニュースもあったけれど、本当の真実はそこなんだろうか。

 

認知のゆがみがあるんだろうか?

鳥飼茜の「先生の白い嘘」では、脅される側、脅す側、洗脳される側、洗脳する側と男女の性を通した支配関係が描かれている。

 

私は弱モノなのよ、そういった女性像に私自身女性として生きてきて何とも言えない怒りのような、得たいの知れない感情が出てくる。

 

NANAではハッピーなかわいい女の子がクールな世界観の中描かれている。おしゃれだけどどこか切なさもあり、楽しげな様子。

 

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すごくポップ。ポップなのになんかえぐい世界。楽しい。

 

私が12歳の時に見てジャンヌ・ダルクのように強く生きたいと思った。